毎日ジュースしか飲まない子供をやめさせたい!4つの方法と代わりになる飲み物

ジュースしか飲まない

毎日ジュースばかり飲んでしまう我が子…

成長への影響や虫歯の心配もあるし、できれば水やお茶で水分補給をさせたいところですよね。2歳や3歳など幼い子供であればより影響が気になります。

本記事では、ジュースしか飲まない子供の健康リスクや、毎日のジュースををやめさせる方法を紹介しています。これを読んで、子供の水分補給をジュースから水やお茶へと変えましょう!

ジュースしか飲まない子供への影響

ジュースしか飲まない

ジュースには、私たちが思っている以上にたくさんの砂糖が入っています。「ジュースは飲み過ぎると良くない」と言われているのは、この砂糖が主な原因です。

砂糖たっぷりのジュースを飲み続ける事で子供に起こる健康上のリスクは、以下のようなものがあります。

虫歯

虫歯は、歯が溶ける病気です。虫歯菌が酸を出すことで歯が溶けます。

虫歯菌は砂糖をエサに口内で増えるので、甘いジュースをずっと飲み続けていると虫歯菌が増えて虫歯のリスクが高まります。炭酸ジュースや清涼飲料水だけではなく、ストレートのフルーツジュースや野菜ジュースもその危険性は同じです。

少食になる

砂糖は一気に血糖値を上げるため、ジュースを飲むとすぐにお腹がいっぱいになったように感じてしまい食事をしっかり摂れなくなります。

食事から栄養素を取れなくなり、成長に必要な栄養が不足する可能性もあります。

冷え性

ご飯をしっかり食べないことで、体温が上がらずに体が冷えた状態になります。

そうなると便秘になりやすかったり、免疫力が落ちて風邪を引きやすくなったりします。

疲れやすくなる

甘いものをたくさん摂取すると、糖分を体内で分解するためにビタミンB群が必要になってきます。

ビタミンB群は、エネルギーを作るために必須の栄養素です。砂糖の摂りすぎでビタミンB群が不足すると、エネルギー不足となって体が疲れやすくなります。

イライラしやすくなる

ビタミンB群は脳神経のエネルギーを作るのにも重要です。ジュースによる砂糖の大量摂取で不足すると、興奮したりイライラしたり気持ちが不安定になりがちです。

このように、子供にジュースを飲ませ続けると様々な健康上のリスクがあります。

これ以外にも、幼いうちからジュースを飲み続けることで脳が甘いものに慣れてしまい、薄味のものを受け付けなくなります。

最悪の場合、将来の肥満や糖尿病のリスクも出てくるので、ジュースを飲ませすぎている自覚のあるママは今すぐ対策をしたほうがいいでしょう。

ジュースをやめさせたい時の解決策

ジュースしか飲まない

子供が水やお茶を拒否してジュースばかり飲んでしまう、と悩んでいるママに、ジュースをやめさせる方法をまとめました。

どれも今すぐにできる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。

時間と量を決める

ジュースを飲ませないに越した事はないですが、時間と量を決めて少し楽しむ程度にあげる分には問題はありません。

1〜3歳の幼児が1日に飲んで良いジュースの量は100mlと言われています。

1日1回、決められた時間にママがコップに注いであげましょう。例えば、おやつの時間、ご飯をしっかり食べたあと、Eテレ見る時間、などです。

ご褒美のような位置づけにすると、「ジュースを飲みたいからがんばろう!」というやる気アップにもつながります。

虫歯になるリスクを子供に説明する

2歳を過ぎてくれば、大人が言っていることも少しずつ理解してきているはずです。

「ジュースはお口の中のバイキンさんを元気にさせちゃうんだ。そうすると◯◯ちゃんのお口はバイキンさんのせいで痛い痛いになっちゃうんだよ。」といった風に、ジュースを飲むことで虫歯になる危険があることをしっかり伝えましょう。

お話だけで分かりにくかったら、YouTubeや絵本を使って視覚的に訴えてみるのも手です。

ジュースを薄める

どうしてもジュースしか飲まない、という時は、少しずつジュースを薄めていってみてください。

最初は気付かずゴクゴクと飲むでしょうが、そのうち「あれ?なんかジュースが美味しくないぞ?」と気付くはず。

それを続けていけば、ジュースはそんなに美味しいものじゃない、って思ってくれるかも。そうでなくとも、薄いジュースに慣れてくれれば、1日の糖分量も抑えることができます。

ジュースを買わない

ジュースしか飲まない

厳しいことを言いますが、子供がジュースしか飲まないのはアナタがジュースを買っているからです。

冷蔵庫からジュースがなくなれば、少なくとも家でジュースを飲むことは出来なくなります。

今まであったものが突然なくなると、子供も「イヤイヤ!」と大泣きするかもしれませんので、「今日はこれで最後だよ」「あと1回飲んだらなくなっちゃうよ」と、事前に教えつつ、ジュースには限りがあることを伝えてみてください。

子供に大好きなジュースをやめてもらうのですから、ママはもちろんパパにも協力してもらって、家族みんなで家からジュースをなくしましょう。

ジュースの代わりにおすすめできる飲み物3選

それでもジュースが飲みたい!という子には、いつも飲んでいるジュースとは少し違う飲み物を試してみましょう。

無糖の炭酸水

無糖なので砂糖を摂りすぎる心配がありません。味はないですが、シュワシュワの喉越しで大好きな子供も多いです。

我が家の4歳の長女も、3歳から好んで飲んでいます。炭酸なのであまり飲みすぎるとお腹が膨れてしまうので、ご飯の前に飲ませるのには注意が必要です。

フレーバー水

水の味気ない感じが嫌なら、無糖のフレーバー水はいかがでしょうか。

市販でも様々な種類が売っていますが、お家でカットしたフルーツを水に入れて手作りするのも楽しいですよ。

「このお水は何のフルーツが入っているかな?」などとクイズを出すと喜んで飲んでくれるかもしれません。

手作りフルーツジュース

フルーツや牛乳、ヨーグルトを一緒にミキサーにかけてオリジナルジュースを作ってみるのもオススメ!

果物にも果糖が入っているので飲み過ぎは厳禁ですが、市販の砂糖たっぷりのジュースに比べたら手作りジュースの方が無駄なものが入っていなくて体に良いです。

おやつ代わりにもなりますし、子供と一緒に作れば楽しいアクティビティになります。

さいごに

ジュースばかり飲んでしまう子供は、虫歯リスクが高まったり疲れやすくなったり様々な健康上の悪影響が見られます。

それを防ぐためにも、ジュースの危険性を子供にお話したり、時間と量を決めたりして、ジュースとの距離を少しずつ話していきましょう。

とは言え、一番の解決策は家からジュースを完全になくすことです。ジュースの代わりに無糖の炭酸水やフレーバー水、手作りジュースを飲ませて市販のジュースの量を減らせると良いですね。

虫歯リスクを減らすためにも、ジュースを飲んだ後はうがいをさせたり歯磨きをしたりすると良いですよ。