離乳食で魚を食べない赤ちゃん…臭いや飲み込めないのが原因?厳選レシピも

離乳食 魚 食べない

赤ちゃんの離乳食で、魚をなかなか食べてくれない……。と悩むママも多いのではないでしょうか。魚は、貴重なタンパク質が摂れる食材なので、できれば好きになってもらいたいですよね。

このページでは、赤ちゃんが魚嫌いになる原因やその対策、おすすめの魚入り離乳食レシピをご紹介します。魚を食べてほしいのに食べてくれないと悩むママはぜひ、参考にしてみてください。

離乳食の魚を食べない原因はなに?

赤ちゃんが離乳食メニューで魚を食べない原因は、大きく分けて2つあります。原因を知って、お子さまにあった対策方法を見つけましょう。

パサパサな食感が嫌い

赤ちゃんの魚を嫌がる原因の一つとして、魚特有のパサパサ食感がイヤというものがあります。パサパサな食感だと口の中での滑りが悪く、ゴクンと飲み込むのが難しいためです。

魚をなかなか飲み込めないと、口の中にずっと残ることになり、これは食べ物じゃないんだな、食べられないんだな、と感じてしまうんです。

おかゆを食べてきた赤ちゃんは、やわらかく滑らかな食材に慣れているため、いきなりパサパサな魚を与えると、びっくりして泣いてしまう場合も。口に入れてからベーと出してしまう場合は、調理方法などを工夫して食感を変えてみるといいでしょう。

魚の臭いが気になる

魚は独特な生臭さがあり、この臭いが原因で赤ちゃんが嫌がる場合も。白身魚やしらすなど淡白そうなお魚も、赤ちゃんからすれば生臭いと感じているかもしれません。

魚の独特な臭いは、赤ちゃんにとって刺激的な臭いとなるため、本能的に食べてはいけないと感じ、拒否してしまうのが原因です。

臭いも食感と同じく、調理方法を工夫することで対策することができます。とくに、サバやアジなどの青皮魚を嫌がるという場合は、魚の臭い対策をしてみるといいですよ。

魚嫌いの赤ちゃんに食べさせるコツ

離乳食 魚 食べない

ここからは、赤ちゃんが魚を食べてくれるようになるためのコツをご紹介します。食感・臭い・味付けなどの調理方法や食べさせる環境を変えることで、魚を食べてくれるきっかけになるかもしれませんよ。

片栗粉でとろみをつけると食べやすくなる

片栗粉を使用してとろみをつけることで、パサパサの魚でも飲み込みやすい食感にすることができます。

すりつぶしたり細かく刻んだ魚を煮たものに、水溶き片栗粉でとろみをつけてみましょう。入れすぎると固まってしまうため、少しずつ様子を見ながら入れるのがポイントです。冷めてからも固くなりにくいため、食べるのに時間がかかるお子さまでも大丈夫ですね。

柔らかな食材に混ぜる

しっかりとすりつぶした魚を、おかゆ・豆腐などの柔らかい食材と合わせることで食べやすくなります。おかゆは赤ちゃんにとって普段から食べ慣れているものなので、苦手な食材を入れることでごまかすことが可能です。

おかゆや豆腐以外にも、生のジャガイモ・高野豆腐・麩などをすりおろしたものを魚と一緒に煮ることでとろみがつき、食べやすくなります。片栗粉でとろみをつけても食べてくれない……。という場合は、ほかの食材と混ぜて少しずつ慣れさせてみましょう。

熱湯をかけて魚の臭いを取る

魚に塩をふり熱湯をかけると臭みを抜くことができ、赤ちゃんでも食べやすい状態になります。臭みのほかに余分な塩分を落としてくれるため、離乳食用の魚の下ごしらえとして覚えておくといいでしょう。

また、調理前に魚を水洗いすることでさらに臭みを落とすことが可能です。臭いや味に敏感な赤ちゃんにぜひ試してみましょう。

魚は美味しいというイメージを持たせる

赤ちゃんのもつ「魚はおいしくない」というイメージを変えることも重要なポイントです。

調理方法や味などを工夫することでイメージを変えることもできますが、家族がおいしそうに食べている姿を見せることも効果的。

少し大げさなくらいに「お魚おいしいねー!」と言いながら食べてみると、興味を持って食べてくれるようになるかもしれませんよ。

赤ちゃんが食べやすい魚の離乳食レシピ3選

離乳食 魚 食べない

ここからは、赤ちゃんでも食べやすい魚入り離乳食レシピを3種類ご紹介します。お子さまの好みに合った離乳食を作ってみてくださいね。

しらすと野菜のみぞれ煮

生後7カ月ごろから与えことができる離乳食です。魚のなかでも赤ちゃんに与えやすいしらすを使用しているため、魚を食べ始めたばかりというお子さまにもおすすめですよ。

【材料】
しらす……10g
大根おろし……小さじ2
昆布だし……小さじ1
人参……小さじ1
白菜……小さじ1
片栗粉……適量

【作り方】
1.やわらかく煮た人参・白菜をみじん切りにする
2.しらすは熱湯をかけて湯切りをし、みじん切りにする
3.〈2〉に大根おろしと昆布だしを加えて、電子レンジで30秒ほど温める
4.片栗粉を少量ずつ入れて、好みのやわらかさに調整したら完成

白身魚のミルク煮

パサパサになりがちな白身魚を、食べやすいミルク煮に。普段から飲み慣れた赤ちゃん用のミルクを使用することで、月齢の低いお子さまでも食べやすい離乳食です。冷凍保存ができるため、忙しい時のメニューにも使えますよ。

【材料】
白身魚……1切れ
ブロッコリー……6房
人参……1/2小
調乳した赤ちゃん用ミルク……200ml
薄力粉……大さじ1.5
塩……ひとつまみ
サラダ油……小さじ2

【作り方】
1.ブロッコリー・人参をみじん切りにしてから耐熱容器に入れてラップをし、レンジで1分加熱する
2.白身魚を耐熱皿に入れてラップをし、レンジで1分程加熱する。加熱後、やけどに気をつけながら白身魚の皮を剥がし、骨をとりながら身をほぐす
3.サラダ油を熱したフライパンに〈1〉〈2〉と塩を入れて、やわらかくなるまでしっかりと炒める
4.〈3〉に薄力粉を入れて、調乳した赤ちゃん用ミルクを加えてトロトロになるまで煮たら完成
5.冷凍保存する場合は、粗熱を取り小分けにして冷凍庫にいれましょう。

白身魚と白菜のおかゆ

赤ちゃんの食べなれたおかゆに、白菜と白身魚を加えた離乳食レシピです。子どもが野菜や魚を食べてくれない……。とお悩みのママにぴったりです。

【材料】
白菜……10g
白身魚……20g
おかゆ……150g
昆布だし……150cc

【作り方】
1.白身魚を昆布だしの入った鍋に入れて、火をつける
2.火が通ったら魚を取り出し、赤ちゃんが食べやすい状態にほぐしてから鍋に戻す
3.白菜の葉部分をみじん切りにする
4.おかゆと〈3〉を〈2〉に加えて、温めたら完成

さいごに

このページでは、赤ちゃんが魚を食べない原因やその対策方法、さらに魚を使用した離乳食レシピをご紹介しました。魚特有の臭いや食感を調理方法でごまかすことで、赤ちゃんが食べやすい状態にするのがポイントです。

今回紹介したレシピなどを参考に、ぜひ赤ちゃんとの離乳食生活を楽しい時間にしてみてくださいね。