「なかなかご飯を食べてくれなくて心配」
「食べない子供についイライラしてしまう」
子どもの成長に欠かせない毎日の食事に、悩みを持っているママも多いことでしょう。一生懸命作っているのに食べてくれないと、ついストレスを感じてしまいますよね。
なぜ自分で食べてくれないのか?どうやったら子どもは食べてくれるのか?
この記事では、そんな子どもの「食べない」悩みの原因と解決策をご紹介します。ママがストレスなく過ごせるアイデア満載です♪
目次
3歳児が自分で食べないのはなぜ?
遊び食べや食べムラなど、子どもの食事についての悩みは尽きません。
3歳になって自分でできることが増えたはずなのに、なかなか食べてくれないのはなぜでしょうか。3歳児ならではの理由をみてみましょう。
食への関心が薄い
3歳児は楽しいことが大好きです。遊びに夢中だったり、食事中もお喋りが止まらないなど、食事になかなか集中できない子どももいます。
まだ食への関心が薄く、食べることよりほかのことが気になって仕方ないのかもしれません。声掛けや食事の際のルールを家族で決めておくなど、子どもへの働きかけが重要です。
さらに、次のものを取り入れながら食への関心を深めるのもおすすめです。
・身近な食べ物が出る絵本を読む
・一緒に作ってみる
「おにぎりくんがね」や「サンドイッチサンドイッチ」のような身近な食べ物が出る絵本は、親子で楽しむのにぴったりです。優しい絵やストーリーで、子どもの興味を引き出してくれます。
また、一緒に作ることで、楽しく「食」に関わるきっかけにもなるでしょう。ミニトマトを洗ったり、レタスをちぎるだけでも十分。自分が作ったものなら食べる!と張り切って食べてくれたら、なお嬉しいですね。
甘えている
3歳になると自己主張ができるようになった反面、イヤイヤ期の延長のような感情の起伏が激しいときがあります。
自分でなかなか食べないのも、「ママ、食べさせて~」と甘えたい気持ちが原因かもしれません。
3歳は幼稚園に通い始めたり下の兄弟ができたりと、環境の変化が起きやすいときです。もしかしたら赤ちゃん返りをして、ママの気を引こうとしている可能性も。
忙しい時はつい「自分で食べてよ!」と思ってしまいますが、子どもに寄り添う時間も必要です。
・「一緒に食べよう」と楽しい食事の雰囲気を作る
・大人が美味しそうに食べてみせる
甘えてなかなか自分で食べようとしないときは、大人が美味しそうに食べてみせてから自分で食べるよう声掛けをしてみましょう。
また、テレビを消す、おもちゃを片付けるなど食事に集中できる環境にして、楽しい雰囲気作りを意識します。イライラしてストレスを溜めるより、落ち着いて楽しく食事をすることを気にかけたいですね。
お腹が空いていない
ちょっとしか食べていないのに「もうお腹いっぱい」と食事をやめるのは、お腹が空いていないせいかもしれません。
次のような思い当たることはありませんか?
・おやつの量が多い
・間食の回数が多い(牛乳や野菜ジュースなども)
・生活リズムが乱れがち
・体を動かす時間が少ない
生活リズムが整っていて、子どもも元気に過ごせているのであれば、無理に食べさせる必要はありません。
しかし、おやつの量や間食の回数が多いと、いざ食事の時間になっても空腹を感じることが少なくなります。その結果、あまりご飯は食べず、おやつや間食ばかりになってしまう悪循環に陥ることも考えられるのです。
そこで、「おやつの時間になったら食べようね」と子どもと約束をしてみましょう。最初はぐずってしまうかもしれませんが、おやつの量や与える時間を見直し生活リズムを整えるなど、根気強く改善していきます。
食べられる量よりも質を意識して、おやつや間食に頼り過ぎないようにしたいですね。
3歳児が自分で食べるための必殺技
子どもが自分で食べないのは、食への関心の薄さや甘え、お腹が空いていないなどの原因が考えられます。子どもの集中力も限られますので、「美味しい、楽しい」と感じられるような工夫で食への関心を高めましょう。
中でもおすすめの必殺技は、楽しく食べられる演出をすること!
大人でも外食や友人とのランチなど、環境が変わると食事がより楽しくなりますよね。
子どもだって同じです。楽しいことが大好きな子どもは、いつもと違う雰囲気に思わずパクパクとご飯を食べることもあります。
例えば、
・お弁当箱やいつもと違う食器を使う
・レジャーシートやミニテントでおうちピクニック
・自分で好きに具材をはさむサンドイッチパーティー
などは、おうちでも簡単にできるおすすめの演出です。
100均にあるお弁当用のピックやプラスチック容器なども、気分を変えるのにぴったり!キャラクターものや可愛いデザインが揃っていますから、ママもきっと楽しめます。
しっかり食べてほしい年頃ではありますが、何より今は、食事は美味しくて楽しいものだと子どもに実感させること。
その点を大事にしながら、必要以上に神経質にならずおおらかに子どもの成長を見守りましょう。
ご飯を食べない子どもにイライラするときは
子どもがなかなか食べないと、「早く食べて!」とイライラしたりストレスを感じてしまうこともありますよね。そんなママには、こう考えてほしいのです。
「無理して食べさせなくてもいいや!」と。
お子さんは、保育園では一生懸命食べているかもしれません。毎日を元気に過ごしてすくすく成長していれば、過剰に心配しなくても大丈夫。
落ち着いて考えると、「好きなものばかり食べているのはよくない」「栄養が偏ってしまうのでは」というプレッシャーが、イライラの原因になっていることもあります。
叱って無理やり食べさせようとしても、子どもは益々嫌がるばかりです。だったら少し肩の力を抜いて、時にはあきらめて様子を見てみましょう。
栄養バランスより、子どもが好きな物を優先してもいい。ご飯を作らないで、外食やお惣菜の日があってもいい。
一食で考えるより、1日もしくは1週間単位で「バランスよく食べられていれば大丈夫」とおおらかに見守ります。無理して食べさせるのではなく、子どもには「食事は楽しいもの」だと伝えたいですね。
さいごに
冷静に考えてみると、大人だって美味しく楽しい食事がしたいですよね。子どもは成長によって、食べる量や好き嫌いも変わります。
それらに一喜一憂するより、どんな時でも家族で楽しく食べられる雰囲気作りをいつまでも大切にしたいものです。
時にはおおらかに子どもを見守り、ママも楽しく食事をしてくださいね。