「どうしても卵を食べてくれない」
「卵焼きをお弁当に入れたいのに…」
子どもの食べ物の好き嫌いは仕方ないですが、卵嫌いはどうにかしたいなと思いますよね。
卵は栄養価が高いうえに、どこでも買える便利な食材です。食べてほしいのに、せっかく作っても残されるのは何とも悲しいものです…。
そこでこの記事では、子どもの卵嫌いの理由や克服する方法をご紹介しています。卵嫌いな子どもも喜ぶアレンジレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
子どもが卵嫌いなのはなぜ?3つの理由
まず結論からお伝えすると、卵を食べないことで子供の成長や健康に影響が出ることはありません。ほかの食材でバランスよく食事ができていればOKです♪
とはいえ、卵は栄養価も高く、ママにとってはなにかと便利な食材ですよね。子供が卵を食べない理由を確認しながら、克服するための方法を考えていきましょう。
子どもの卵嫌いには、主に3つの理由が考えられます。
・食感が苦手
・味が苦手
・これまであまり食べていなかった
個人差はありますが、思い当たるものがあれば克服のヒントになるかもしれません。1つずつ見ていきましょう。
食感が苦手
トロッとした生卵や半熟卵、もさもさしているゆで卵…。大人にとってはおいしく感じる卵の食感が、子どもには受け付けられないこともあります。
味わって食べるまでもなく、卵の食感がイヤで避けているかもしれません。
この場合、「卵焼きは食べないけど茶碗蒸しにしたら食べた!」というように、調理法を変えてみると意外に食べてくれることもあるようです。
味が苦手
子どもの味覚は、生まれたときから備わっています。1歳半~2歳半くらいで五味(塩味・甘味・苦味・酸味・うま味)の区別がつくようになり、好き嫌いが出てくるのも同じ頃。
卵が嫌いなのは、味の違いや好みによって好き嫌いしている可能性も考えられます。
幼児期は、味覚を育てる大事な時期です。卵嫌いを、いろいろな味を試すチャンスと考えて、子どもが好む味を探ってみるのもいいでしょう。
これまであまり食べていなかった
卵アレルギーが心配で、離乳食の頃から食べさせるのを避けていた人もいると思います。
アレルギーの場合は別ですが、心配なければ早いうちから卵を食べさせましょう。食べ慣れていないせいで、何となく避けているのかもしれません。
食事にあまり関心がなかったり、食材そのものに興味を持つ機会が少ないことも考えられます。普段の食事に取り入れて、目にする機会を増やしてあげたいですね。
卵嫌いを克服する方法3つ
子どもの卵嫌いを克服するため、子どもに寄り添いながらできることを少しずつ試していきましょう。
では、具体的に3つの克服方法をご紹介します。
(1)好みの食感・味に合わせる
卵の食感や味がイヤで食べない場合、子どもの好みに合わせてはどうでしょうか。
甘い卵焼きがイヤなら、だし巻き卵。もさもさした食感がイヤなら、茶碗蒸しやスクランブルエッグのようなやわらかいものにしてみる。
私の3歳の息子も、茶碗蒸しならもくもくと食べてくれます。和風だしが好きなんだそう。違う料理にしてみると食べることもあるんだ、と知りました。
どうしても食べなければ無理強いはせず、「食べられそうだったら食べてね」と本人に任せましょう。普段通り食卓に並べて、卵料理を身近に感じさせたいですね。
(2)一緒に卵料理を作る
子どもが料理に興味を持ち始めたら、一緒に料理をしてみるのもおすすめです。
以下の工程は、子どもにも任せられます。
・卵の殻を割る
・卵を混ぜる
・フライパンに流し込む
自分で頑張って作った料理は、いつも以上に興味をもつことでしょう。「〇〇ちゃん(くん)が作ったんだよね!」と家族にも報告して褒めてあげると、さらにやる気もアップ!
料理が難しければ、卵を買いに行くのも立派なお手伝いです。積極的に、食材に触れさせたいですね。
(3)アレンジレシピを作ってみる
子どもの好みに合わせたり、一緒に料理をすることにもつながりますが、卵嫌いのためのアレンジレシピも活用できます。
次の章で、卵嫌いの子どもでも食べやすいレシピを集めてみました!ぜひ試してみてください♪
卵嫌いな子供におすすめのレシピ2つ
「味付けを変えても食べない」「もっと簡単にアレンジできないかな」と思っている方、必見です!
卵嫌いな子供におすすめのアレンジレシピを、厳選して2つご紹介します。大人も食べておいしい、一緒に食べられたらさらにおいしいレシピをお試しあれ♪
コーンと卵のスープ
子どもも大好きなコーンの優しい甘みは、卵と相性バッチリです。ふわふわとした食感とうま味たっぷり鶏ガラスープで、心も体も温まります。
《材料》 4人分
・玉ねぎ 1/2個
・豆腐 150g
・小ねぎ 15g
・コーンクリーム(缶) 200g
・卵 3個
・水 800ml
☆中華スープの素 小さじ2
☆鶏がらスープの素 大さじ1と2/3
・片栗粉大さじ1
《作り方》
1.玉ねぎは横半分に切って薄くスライス、豆腐は食べやすい大きさに切る
2.鍋に水と玉ねぎを入れて加熱
3.玉ねぎに火が通ったら豆腐入れてしばらく加熱する
4.コーンクリームと☆の調味料を入れて混ぜながら加熱
5.片栗粉を水で溶いておく
6.沸騰したら一旦火を止め、5.をいれてとろみをつける
7.再び火をつけて卵を溶いておく
8.スープをかき混ぜながら、溶いた卵を少しずつ入れる
9.卵が仕上がったら小口きりにしたねぎを加えて完成
スパニッシュオムレツ
たっぷりのじゃがいもで食感をやわらかくし、ほどよい味付けで子どももパクパク食べられます。ケチャップで味に変化をつけてもおいしくて、朝食にもおすすめです!
《材料》
・人参 1/2本
・じゃがいも 中2個
・ピーマン 3個
・オイル(野菜炒め用) 大1
・ハーブ塩 少々
・卵 4個
・マヨネーズ 大1
※フライパンにくっつかないホイル
《作り方》
1. 人参、じゃがいも、ピーマンを千切りにする
2.フライパンにオイルを引き、1の野菜を炒める
3.2をしっかり炒めて水分を飛ばしてハーブ塩で味付け
4.3をボウルに移したら卵を割り入れる
5.マヨネーズを入れたら泡立て器で空気を入れるように混ぜる
6.※を敷き、5を淹れたら蓋をして弱火で10分程焼く
7.蓋をあけて、表面が固まっていたらひっくり返す
8.蓋を開けたまま5分くらい裏面も焼く
9.盛り付けて完成
卵を食べない子供との向き合い方
卵嫌いな理由がわかったら、早速子どもが食べるためにチャレンジしたいところ。ですが無理はせず、「卵はおいしい」と伝えることから始めましょう。
どれだけ卵を食べてほしいと伝えても、結局食べるのは本人次第です。
「一口でも食べて!」と食べないことにヤキモキせず、まずは大人がおいしく食べている姿を見せましょう。
「一緒に食べると楽しいね」
「オムライス、とってもおいしいよ」
そんな声掛けで楽しく食卓を囲み、子どもが食べる日まで成長を待つのも大切です。
大人になると、味覚が変わって食べられるものが増えてきます。子どもも成長と共に、さまざまな味や食材を覚えていくものです。焦らずに、時には「食べなくてもいいや」と力を抜きながら付き合ってくださいね。
さいごに
卵に限らず、子どもの好き嫌いについては頭を抱えてしまいますよね。
子どもの成長のために食べさせたいと思う反面、どのように食べさせたらいいのか難しいですよね。
今回は、子どもが卵嫌いな理由や克服する方法、アレンジレシピなどをご紹介しました。
すぐに変化はなくても、少しずつ変わって成長していく子どもの姿を信じて、できることからぜひ試してみてください。応援しています!