「子供がカルピス大好き!でも飲み過ぎが心配…」
「どれくらい飲ませていいのか知りたい」
子供に大人気のカルピスですが、何杯も欲しがって困っていませんか?
体に悪いイメージはないカルピスですが、子供が毎日たくさん飲んでいると、さすがに悪い影響があるのでは…と心配になってしまいますよね。
そこで、カルピスの飲み過ぎが子供に与える影響や1日の目安量についてご紹介します。
子供がカルピスを飲み過ぎるのを防ぐ工夫や、カルピスの良い影響についてもご紹介しますのでチェックしてみてください。
目次
子供がカルピスを飲み過ぎたらどうなるの?
飲み過ぎは良くないと分かっていても、子供に「もっとカルピス飲みたい!」とせがまれると、ついつい飲ませてしまうことってありますよね。
カルピスは、メーカーから公式に1日の摂取目安量が定められているわけではありません。
だからといって、毎日たくさん飲んでいいわけでもありません。
一番注意すべきことは、糖質の摂りすぎです。
カルピスの甘さは主に砂糖からくるものなので、飲み過ぎることで虫歯・肥満・糖尿病・下痢などの原因になる可能性があるんです。
ななこ
カルピスは1日何杯が目安?
ななこ
乳酸菌飲料や糖分の入った飲み物は、摂取目安量についてハッキリと定められていませんが、個人的には1日コップ1~2杯程度(100ml~200ml)にしておくのが良いと思っています。
糖質は、子供の成長に欠かせない重要なエネルギー源です。
しかし、ご飯やパン、麺類を始めとした炭水化物にも多く含まれているため、日常の食事やおやつに加えてカルピスを飲ませていれば、糖質の摂りすぎになってしまいます。
ちなみに、カルピスにはどれくらいの砂糖が含まれているのでしょうか?
原液を薄めるタイプの『カルピス』、ペットボトルなどで販売されている『カルピスウォーター』、シリーズ商品の『濃いめのカルピス』で比較してみました。
【商品名/砂糖の量/スティックシュガー(3g / 本)】
・カルピス(5倍希釈) 470ml/約51.7g/約17本
・カルピスウォーター 500ml/約55g/約18本
・濃いめのカルピス 490ml/約73.5g/約24本
※内容量 ÷ 単位量 × 単位量当たりの炭水化物の量 = 全体の砂糖の量
※希釈タイプは原液のまま計算
カルピスウォーター1本でも、スティックシュガー18本分になる計算です。パッと見ただけでも、けっこうな量の砂糖が含まれているのが分かりますね!
一度あげたのに「まだちょうだい!」と言われるのは、もしかしたら甘いものに依存した状態になっているかもしれません。お茶や水を飲ませて一旦落ち着かせたり、他のものに誘導するなど、カルピスを飲み過ぎないように工夫してみてください。
カルピスを飲み過ぎないためのコツ
カルピスを飲み過ぎは子供にとってあまり良くないですが、せっかく好きな飲み物ならば、適量を楽しく飲んでほしいですよね。
幼児や小学生に飲ませるときのコツや、どんな点に気を付けたらいいのかをご紹介します。
飲む前にお約束をする
カルピスを飲み始める前に、「今日は1杯だけだよ」「これでカルピスはおしまいだよ」と子供に言い聞かせます。
欲しがる子供を説得するのは大変ですが、最初にしっかりお約束をして、飲む回数をルール化してみましょう。
飲ませるなら希釈タイプで調整を!
カルピスにもいくつか種類がありますが、「カルピスウォーター」のようにそのまま飲めるジュースタイプは糖質が高めです。
ペットボトルのカルピスウォーター1本に含まれる糖質の量は約55gで、スティックシュガーだと18本分、ご飯茶碗1杯分(150g)とほぼ同じになります。食事やおやつに加えてカルピスウォーターを飲めば、あっという間に糖質の摂りすぎに!
ななこ
その反面、希釈タイプのカルピスは100mlあたりの糖質(炭水化物)が11g。原液を水で薄めて飲むので、糖質の量はそのまま飲むタイプよりかなり抑えられるんです。
飲ませるなら希釈タイプで、量を調整してあげましょう。
なお、まだまだ幼児食期の子供には、希釈タイプのカルピス「1」に対して水「9」の割合に薄めて飲ませるのが推奨されています。
1日に何回も飲まない
1日に飲む回数が多いと、口の中にカルピスが残りやすくなり、虫歯になる確率が高くなってしまいます。
ちょこちょこあげるのはやめて、飲むタイミングや飲む時間を決めるといいでしょう。
幼児向けや糖質オフ商品を選ぶ
子供が大好きなカルピスは、カロリーや糖質を控えめにした幼児向けの商品もあります。カルピスのおいしさも味わえる、機能性に優れた商品を選ぶのもおすすめです。
▼すくすくカルピスキッズ《幼児向けカルピス》
使用する素材にこだわり、子供の成長に役立つ機能性乳酸菌(L-92乳酸菌)・ビフィズス菌・牛乳由来のミルクカルシウムを手軽に摂取できるカルピス。
【すくすくカルピスキッズ】
幼児向け(1歳~)
内容量:125ml (糖質 16.25g)
▼はじめてのカルピス
粉ミルクやベビーフードなどでおなじみのブランド・和光堂が作った子供向けカルピス。乳酸菌・カルシウム入り。
【はじめてのカルピス】
幼児向け(1歳~)
内容量:100ml (糖質 9.6g)
それぞれ、糖質が抑えられるだけでなく、1パックの量も少なくなっているので、飲み過ぎを予防できるかもしれません。
ただし、幼児向けカルピスにも糖質はしっかり含まれています。栄養バランスを考えながらたまに飲むお楽しみドリンクにできるといいですね。
それでも愛される!カルピスのメリットとは
カルピスに含まれる糖質の量に注目して、子供の飲み過ぎは危険であることをお伝えしてきました。
一方で、手軽に作れるカルピスは、適量を守ればおいしく味わいながら色々な栄養もとれる優れものって知っていますか?
カルピスは、国産生乳(脱脂乳)に独自の「カルピス菌」を加えて発酵させ、飲みやすく味付けされています。子供の成長に欠かせない、カルシウムやたんぱく質などの栄養素も豊富です。
さらに、「からだにピース」というキャッチフレーズのとおり、
- 体調を整える効果(発酵乳)
- 免疫力を活性化する(カルピス菌)
- 睡眠の質の向上(発酵乳)
- お腹の調子を整える(乳酸菌)
- 栄養成分を吸収しやすくなる(乳酸菌、乳酸)
など、発酵によって体にいい効果をもたらしてくれます。
何より100年以上、日本で親しまれている飲み物です。
原液を薄めるタイプは、一緒に作ることで親子のコミュニケーションも深まります。少し濃いめに作りたくて、こそっと1人で作った幼少期の思い出がある人もいることでしょう。
私たちに子供の頃のカルピスの思い出があるように、自分の子供達にもカルピスの思い出がきっとできるはず。一緒においしく飲んで、楽しい思い出にしたいですね。
さいごに
子供のカルピスの飲み過ぎが気になったら、飲む量や回数に注意して、子供に声掛けをしながら徐々に減らすのが理想です。適量を守れば得られるメリットも大きく、子供の成長に嬉しい効果が期待できます。
この記事を参考に、糖質(主に砂糖)が体に与える影響を知って、子供の体への負担を考えながらカルピスをあげる工夫をしてみてください。
幼児向けカルピスや糖質オフの商品も活用して、無理のない範囲で親子一緒にカルピスを楽しんでくださいね。