子供には水分をたくさんとって欲しいですが、水や麦茶を嫌がってなかなか飲んでくれない時もありますよね。それが毎日となるとさすがに心配になってしまいます。特に夏場は脱水症状、冬は乾燥が心配です。
本記事では、子供が水分を取らない理由や解決策についてご紹介します。
水を飲まない!麦茶も飲まない!水分を欲しがらない!そんな子供に悩んでいるあなたへ、子供に水分補給をさせるコツを伝授します。
目次
子供が水分を取らない理由
子供が水やお茶を飲みたがらない理由は子どもによって違います。よくある4つの理由をご紹介しますので、お子さんがどれに当てはまるのか確認してみましょう。
水やお茶は味がなくて嫌い
水は味がなくて気持ち悪いと感じてしまう子供がいます。
甘いジュースや濃い味付けの料理に慣れさせてしまったせい…?と自分を責めてしまうママもいるかもしれませんが、これはその子の好みの問題です。
普段から薄味のお料理に慣れている子でも、水や麦茶を嫌がる子がいるので、「この子はそういうタイプなんだな」とまずは理解してあげましょう。
トイレに行くのが嫌
「お水を飲むとおしっこをしたくなっちゃう。トイレに行くのは嫌だから、お水を飲むのをやめておこう」と思う子供って実は多いそうです。
我が家の長女もこのタイプ。入園して幼稚園に水筒を持たせてもほとんど減っていないので理由を聞くと「だっておトイレに行きたくなるから飲みたくないの。」と言われたことがあります。
トイレに行くと遊ぶ時間が減ってしまう、幼稚園のトイレは汚いから嫌だ、1人では上手にトイレができないから嫌だ、と嫌な理由はそれぞれです。この場合、水の与え方の前に、トイレのやり方を工夫すると効果があります。
「飲みなさい」と言われるのが嫌
子供が全然水分をとっていないと、大人は心配になってつい口うるさく「お水飲んで!」と言ってしまいがちですよね。実は子供はこうした大人の言動が嫌で水分補給をしないケースもあるようです。
喉が渇いていない
あまり水分をとっていないと「大丈夫かな?」と思ってしまいますが、実は、子供自身全く喉が渇いていない可能性もあります。
水分は、飲み物以外にも食事からも摂取できます。飲み物を飲んでいる様子がないと大人は心配になりますが、食事だけで充分な水分をとれていて喉が渇いていないのかもしれません。
水も麦茶も飲まないときの解決策
子供は様々な理由で水分補給をしたがりません。
それでは、私たちママはどうやって子供にお水を飲んでもらえばいいのでしょうか。すぐに試せる解決策をご紹介するので、気になる方法を試してみてください。
一口で飲める分を渡す
コップにたくさんの水を入れて渡すのではなく、子供が一口で飲める分だけをコップにほんの少しだけついで飲ませます。
一回に渡す分は少ないですが、これをこまめに繰り返すことで1日に必要な水分量を摂取させていくやり方です。一口で飲めるので、水やお茶の味が嫌いな子でも「これだけだから」と思って飲んでくれやすくなります。
トイレ問題を解決する
トイレを嫌と感じる要素をなくしたり、トイレに行くのは面倒じゃないことを根気強く教えてあげましょう。
特に園でトイレに行きたくなくて水分補給をしない場合は、先生と連携してトイレに行くことと水分補給をいつもより多く促してもらうのもいいですね。
また、トイレが上手に出来ずにお漏らしをしてしまうのが嫌で水分を飲まない子もいるようです。その場合は、お漏らしをしても大丈夫だよ、と優しく対応した上でトイトレをもっと進めていきましょう。
ごはんに汁物を増やす
飲み物を嫌がる場合、食事からの水分補給を意識してみましょう。
いつもより汁物の献立を増やしたり、おやつは水分の多い果物にしたり、飲み物以外の水分補給を試してみてください。麦茶を寒天にしておやつにするのもオススメです。
コップを変える
いつも家で飲んでいるコップを変えると、水を飲みたがる場合があります。
我が家の長女も、今までプラスチックの子供用のコップを使っていたのですが、ある時急に大人と同じガラス製のコップで飲みたがるようになりました。大人と同じコップで飲むのが嬉しいようで、たくさんおかわりして飲んでくれましたよ。
他にも、いつもと違うマグや、ストローをさしてあげるのもオススメです。
無糖の炭酸水をあげる
本来ならば、水やお茶で水分補給をすることに慣れてほしい所ですが、どうしても嫌がるなら無糖の炭酸水を試してみてください。
普通の水と違ってシュワシュワするので、飲んだ感じが面白くてゴクゴク飲んでくれるようになるかもしれません。無糖なので虫歯の心配もありません。
私自身無糖の炭酸水は苦手なのですが、長女は3歳の時に無糖の炭酸水が好きでよく飲んでいました。
水分を欲しがらない子供には…
色々試してみても水やお茶を飲んでくれない場合、その子は体質的に飲み物をあまり飲まなくても大丈夫なタイプなのかもしれません。体調や便通、おしっこの色や量などに何も異常がないようなら、無理に飲ませようとせず、その子のペースに任せてみるのもひとつの方法です。
普段は水分補給を全くしてくれない子でも、炎天下でたくさん遊んで汗をかいた時などは、喉が渇いて自ら水やお茶を飲んでくれることも多いです。
水分補給をしない子は、飲む必要を感じていないから飲んでいないだけです。その子が飲みたいと思って、自ら飲むような時があるなら問題ありません。
ひとつ注意してほしいのは、水分補給をジュースですることです。水も麦茶もダメだから、せめてジュースで…という気持ちは分かりますが、できるかぎりやめましょう。
ジュースなら飲んでくれるからと常にジュースをあげてしまっては、虫歯リスクを高めるだけでなく子供の体にも悪影響です。たまに飲む程度なら問題ありませんが、ジュースしか飲まないようにさせてしまうのは避けるべきです。
さいごに
水やお茶を全く飲んでくれないとママはとっても心配ですよね。
色々と対策をしても水分補給をしてくれないなら、その子は水分補給をあまりしなくても大丈夫な体質なのかもしれません。
体調に問題がないようなら、適度に水分補給を促しつつあまり気にせずその子のペースに任せてみましょう。