手づかみ食べデビューの賢いやり方!おすすめの初めてレシピも

手づかみ食べ デビュー レシピ

最初はドロドロのおかゆから始めた離乳食も、離乳食後期になって大分固形のものを食べられるようになってきたのではないでしょうか。そんな赤ちゃんに新しく挑戦させてあげたいのは手づかみ食べ。赤ちゃんの発達に欠かせない大事なステップです。

しかし、今までスプーンでしか食べてこなかった赤ちゃんが、急に自分で手を伸ばして食べてくれるのかどうか疑問ですよね。

本記事では手づかみ食べの練習方法やおすすめメニューを紹介しています。これを読めば安心して赤ちゃんの手づかみ食べデビューが出来ますよ。

手づかみ食べはいつからするの?

赤ちゃんに手づかみ食べデビューをさせるのは、生後9ヶ月〜の離乳食後期のタイミングです。

栄養の半分以上を離乳食から摂るようになり、「自分で食べる」ことを大事にしたい時期なので手づかみ食べの練習をするのにピッタリなのです。

しかし、離乳食の進みは個人差がとても大きいです。月齢はあくまで目安としてあまりこだわらず、以下の兆候・サインを参考に手づかみ食べの練習をさせてみて下さい。

手づかみ食べの兆候やサイン

手づかみ食べ 兆候

食べ物に手を伸ばす

自分で食べ物をつかもうとするのは自分で食べたいという意欲が育っている何よりの証拠。食べ物で遊ばれる・机や床が汚されると思わずに、積極的に触らせてあげましょう。

口をモグモグと動かして食べている

手づかみ食べのメニューは、手でつかみやすいような大きさや固さのものになっています。なので、ある程度の大きさの固形の食べ物を食べるためには丸飲みせずにしっかりと噛んでから飲み込む必要があります。食べ物を口に入れた時にしっかりと口をモグモグと左右に動かしていればOK。

おすわりが安定している

食事用の椅子にきちんと1人で座ることで、あごや舌に力が入りモグモグと噛みやすい体勢になります。椅子の足をのせる台が動かせるなら、足が台に着くように調整してあげることで更に噛む力がアップします。

手づかみ食べの初めてレシピ7選

手づかみ食べ レシピ

手づかみ食べがはじめての赤ちゃんでも、手に取りやすい簡単なメニューをご紹介します。

食パン

食パンは唾液で溶けやすく、まだ前歯が揃っていない赤ちゃんでも食べやすいです。赤ちゃんが食べやすいように一口大の大きさにカットするだけで良いのでママも楽です。サンドイッチ用の食パンなら薄くて赤ちゃんも食べやすいですよ。

あまり興味を持たずに手を伸ばさない場合は、可愛い型で抜いてみたりバナナとヨーグルトを混ぜたものを塗ってくるくると巻いてサンドイッチにしたり、見た目を可愛く興味を惹きつけるものにすると手を伸ばしてくれるかもしれません。

野菜スティック

皮をむいて指で潰せるくらいの硬さまでしっかり茹でた野菜を、4センチくらいのスティック状に用意してあげましょう。あまり細長くすると口の中にどんどん押し込んでしまい、うまくかじり取ることが出来なくなるので注意が必要です。にんじんや大根、アスパラなどの普段から食べ慣れている野菜からスタートしましょう。

魚スティック

刺身用パックを一切れずつ切って焼くだけで簡単にお魚スティックが出来ます。そのまま焼くのではなく、うすく小麦粉をまぶしてから焼くことで持った時に崩れにくく、赤ちゃんが食べやすくなります。鉄分が不足しがちな時期なので、鉄分たっぷりのマグロのお刺身にゴマと小麦粉をまぶして焼くのもオススメですよ。

おにぎり

軟飯を小さなボール状のおにぎりにしてあげると赤ちゃんもつかみやすく食べやすいです。しらすや青のりなどお好みの具材を混ぜても良いですね。子供が手に力を入れすぎると、握りつぶしてベタベタになってしまうのがママ泣かせではあります…。

バナナ

柔らかくてそのままでも食べやすいバナナは、手づかみ食べにもぴったりです。輪切りにして、お皿に並べてあげるだけなので準備も簡単♪

おやき

おやきとは、野菜やひき肉などの具材を片栗粉や小麦粉と少量の水分(水や牛乳や豆腐)と混ぜて焼いたものです。手づかみ食べと言えばおやき!というくらい、子育て中のママなら一度は作ったことがある一品。焼きすぎると硬くなるので注意してくださいね。

茶巾絞り

イモやカボチャを茹でてつぶした物をラップでくるんで形を整えるだけの茶巾絞り。やわらかくて前歯でかじりとる必要がなく、前歯がまだ生えていない赤ちゃんにも食べやすいです。

手づかみ食べを賢く進めるには?

手づかみ食べの進め方の基本は、手づかみできるメニューを毎日のごはんに徐々に取り入れていくだけ。後は赤ちゃんの食べたい意欲に任せましょう。

しかし、色々なメニューを試しても手づかみ食べを嫌がってなかなかしない赤ちゃんもいます。手づかみ食べを嫌がる原因別に、対処法をご紹介していきます。

手がベタベタになって汚れるのがイヤな赤ちゃん

バナナやおにぎりなど、持つと手がベタベタと汚れて気持ち悪くて手づかみ食べをイヤがる子は意外と多いです。

そんな子には、手があまり汚れないメニューを試してみましょう。食パンや野菜スティックなども良いですし、おにぎりを薄焼き卵で包んだりするのもオススメ。

ママが食べさせてくれるのが当たり前だと思っている赤ちゃん

今までずっとママがスプーンで食べさせてくれていたので、自分で食べる概念が全くない赤ちゃんもいます。

そういう子には、ママが実際に手づかみ食べをしている所を見せてマネするように促してみましょう。最初はマネしなくても、続けていれば自分で手を伸ばしてくれるようになるはずですよ。

握り潰したり塗りつけたり、遊んでばかりの赤ちゃん

食べ物に手を伸ばしても、口に運ばずに握り潰したり机にこすりつけたりしてしまう赤ちゃんはたくさんいます。

ママは困ってしまいますが、実はこれはある意味手づかみ食べが成功している証拠。手づかみ食べのねらいのひとつは、赤ちゃんの五感を刺激することだからです。

赤ちゃんはこうして実際に手にとって握ったりすることで食材の感触や温度を確かめています。これらの行動は好奇心の現れなので親は見守ってあげましょう。次第にちゃんと食べてくれますよ。

食べること自体に興味がない赤ちゃん

実は、我が家の次女はこのタイプでした。スプーンであげても2口くらい食べたら満足してどこかに行ってしまう超少食。手づかみ食べメニューを用意してもあまり興味がないみたいでほとんど毎食手をつけませんでした。

しかし、1歳を過ぎた頃から急に手を伸ばしてモグモグと勝手に食べるように。なかなか手づかみ食べをしない我が子に親は焦ってしまいがちですが、その子のタイミングが来るまで見守ってあげるのが一番いいのかもしれません。

また、赤ちゃんせんべいなどのお菓子は大好きでした。ご飯を全然食べない子には、赤ちゃん向けのお菓子を試してみるのもアリですよ。

ママが怒るのが嫌な赤ちゃん

0歳児に自由に手づかみ食べをさせると、手は汚れるし一気に机や床も散らかります。その様子を見ているとどうしてもママはイライラしてしまいますし、怒りたくもなります。

けれど、ごはんを食べている時に毎回ママに怒られては赤ちゃんがごはんを嫌いになってしまう可能性もあります。

手づかみ食べは汚れるものです。それを予めママが受け入れて、レジャーシートを敷いて床を守ったり事前に出来る準備はして赤ちゃんの好きにさせてあげましょう。

さいごに

離乳食後期にさしかかり、上手にお座りができて食べ物に手を伸ばしたり、しっかりと噛んで食べているような様子が見られたら手づかみ食べを始めましょう。

最初は野菜スティックなどの簡単なものがオススメ。赤ちゃんによっては嫌がって食べてくれない子もいますが、その子のタイミングが来たらきっと食べてくれるようになるのでママは焦らず見守ってあげましょうね。