手づかみ食べしない原因と解決法!投げる落とすをやめさせるには?

手づかみ食べ しない 原因

手づかみ食べが始まる離乳食後期。「手づかみ食べをしてくれない……。」と悩むママも多いです。

手でつかんでも投げる落とすを繰り返し、遊んでしまって口に運んでくれないときは、どうしたらよいのか悩んでしまいますよね。

そこでこのページでは、赤ちゃんが手づかみ食べをしない原因とその対処方法についてご紹介します。

子供が手づかみ食べをしない原因は?

子供がつかみ食べをしないのは、主に3つの原因が考えられます。

食べさせてもらいたい

手づかみ食べをしない原因として、子供が食べさせてもらうことが好きということが挙げられます。単純にママに甘えたいという感情はもちろん、食べさせてもらう方が、効率よく口に入れることができるとわかっているからです。

また、今まで食べさせてもらっていたため、ご飯はママが食べさせてくれるものと子供が認識してしまい、手づかみをしても口に運ばないということが考えられます。

おなかが空いていない

子供が手づかみ食べをしないのは、単純にお腹が空いていないからという原因も考えられます。おなかが空いていないと食べたいという意欲もわかず、自分で食べものを口に運ばなくなってしまうためです。

食事の間に、おやつやジュースなどを与えている場合は、食事の時間に影響が出てしまうことがあります。食事の時間におなかが空くように、与えるおやつやジュースの量を調整する必要がありますね。

手づかみしやすいメニューがない

子供が手づかみ食べをしないのは、手でつかみやすいメニューが食事に入っていないという原因も挙げられます。子供が食べやすいようにとやわらかい状態の食事を与えたくなりますが、手でつかめるものにしないと手づかみ食べをしてくれるきっかけを作ることができません。

離乳食後期の食事の目安は「歯茎でつぶすことができるやわらかさ」といわれています。つかんでも崩れないくらいの適度なやわらかさを意識して、メニューを考えてみるといいですね。

手づかみ食べを促す解決策とは?アイディア3選

手づかみ食べをしない原因はさまざまであることがわかりました。ここからは、実際にどのような解決策があるのが解説していきます。

おやつの時間を調整しおなかを空かせる

手づかみ食べをさせるための対策として、食事の時間にしっかりとおなかが空くように気をつけることが挙げられます。おやつなどでおなかに食べものが入っている状態が続いてしまうと、食事のときに影響がでてしまいます。

おやつの時間とそうでない時間にメリハリをつけることで、食事の時間にしっかりとおなかを空かせることができます。口が寂しく泣いてしまう場合は、飲みものなどで水分補給をするようにしましょう。散歩などの適度な運動を取り入れることで、よりおなかを空かせることができますよ。

食事の時間に余裕をもつ

食事の時間に余裕をもつことも、重要なポイント。子供にとってはじめての手づかみ食べ、上手にできないのは当たり前です。時間に余裕がないからとついつい手助けをして食べさせようとしてしまうと、子供も「食事はママが食べさせてくれるもの」と認識してしまいます。

もし手で食べものをつかんで遊んでしまっても、まずは様子を見てあげましょう。まずは時間をかけてじっくりと、食べものへの興味を持たせることが重要です。

子供がつかみやすいメニューにする

子供が、手でつかめるメニューを考えることも大切です。もし子供が手づかみ食べをしてみたいと思っていても、メニューに手でつかめるものがないと手づかみ食べができませんよね。

ご飯ならひと口サイズのおにぎりやスティック状の茹でた野菜、ひと口サイズのハンバーグなど、手でつかんでも崩れにくい形状のメニューを意識して作ってみましょう。食べたことがないメニューの場合、誤飲をしてしまう危険もあるため注意が必要です。

手づかみ食べをしないとどうなる?

手づかみ食べをしないとどういう影響が出てしまうのか、不安になりますよね。ここからは手づかみ食べをしないことで、子供にどういう影響が出るのかについてご紹介します。

また、手づかみ食べをしてくれない子供との向き合い方についても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

手づかみ食べは自分で食べるための練習

手づかみ食べは目・口・手の動きの発達を促し、自分で食べものをとり口へと運ぶ動きにつながります。つまり手づかみ食べは、スプーンなどを使い自分で食べものを食べることができるようになるための練習になるわけです。

また、自分で食べたいものを自分でとって食べるという一連の動きを行なうことで、食事に対して達成感などのポジティブな感情を持つことができます。食事は楽しいものという認識をしてもらうためにも、子供には積極的に手づかみ食べをしてもらいたいものですね。

つかみ食べをしてくれるまでゆっくり待つことが大切

では、手づかみ食べをしてくれない子供にはどういった向き合い方をしていくべきなのでしょうか?その答えは「子供がやりたくないなら無理してやらせる必要はない」です。子供にも個性があり、食事に対して興味を示す子もいれば嫌がる子もいます。なかには、食べさせてもらうのが好きという子も。

手づかみ食べを自分からやらないというのは、子供本人がやりたくないと思っているからです。それを無理強いしてしまうと、食事に対してネガティブな感情を抱いてしまうかもしれません。今はつかみ食べをしてくれなくても、お皿のなかを触りたがる・食べもので遊びたがるなど、食べものに興味を示してくれるまでは、焦らずにゆっくりと待つことが大切です。

さいごに

このページでは、子供が手づかみ食べをしてくれない原因・その対処法・子供との向き合い方についてご紹介しました。食事に対してポジティブな感情を抱いてもらうことが大切で、嫌がるときには無理強いしないように気をつけましょう。

ぜひ参考にして、子供との食事を楽しいに時間にしてくださいね。